読書日常

空手書籍紹介:「極真カラテ27人の侍」(真樹日佐夫 著)

心から敬愛する空手家の1人 真樹日佐夫 先生の著した 「極真カラテ27人の侍」 昭和の超絶に激しい極真の時代を駆け抜けた猛者たちと共に汗を流し、お酒を酌み交わし、語り合った 「文士 真樹日佐夫」としての最高に熱い一冊です

【改訂版】書籍紹介(漫画):北神伝綺〜「裏・遠野物語」の真骨頂〜

遠野物語に記されている「山人」 大和民族よりもはるかに強力な力を持った彼らは、当時の大日本帝国から「異分子」として殲滅の対象にあったという説もあります 今回紹介いたします漫画作品 「北神伝綺」 は遠野物語をバックボーンにした「ブラック近代史フ…

読書記録:林(リン)さんチャーハンの秘密―野外料理の真髄は「現場」と「焚火」と「心」(林政明 著)

椎名誠さんの「怪しい探検隊」シリーズが好きです📗 そして、その怪しい探検隊の料理長を務めた本物の中華料理人 「リンさん」こと林政明さんが著した、アウトドアクッキングについてのスーパーエッセイ、それが 「林(リン)さんチャーハンの秘密」 です(´・∀…

読み語り:「迷い家」山吹静吽 著 ⚠️この「まよひが」は洒落にならない⚠️

「迷い家(まよひが)」 遠野物語に記されているものの中で最もポピュラーな怪異の一つです その迷い家を壮絶な重量を持ってホラー小説にしたのが 山吹静吽さんの「迷い家」です

書籍紹介:「牙の紋章(1994年、夢枕獏 )」格闘小説であり、それ以上に人間小説

格闘小説の中で、格闘技の強さ以上に、それに関わる人間達の内面について、読み手に痛みが伝わるほど、生々しく描いた作品が 「牙の紋章」 です。 迷いまくりながらも、再起のためにもがき続ける男達の物語です。

空手書籍紹介:「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」(2017年:松宮康生 著)

最強の空手家の1人、芦原英幸先生(故)その50年の生涯を濃密に著した1冊が 「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」です

フルコン、全空連、沖縄空手、MMAが絡み合う格闘小説:「虎の道 龍の門」(2001年:今野敏 著)

フルコンタクト空手、全空連系空手、古流沖縄空手、そしてMMA これらの関係者たちが出会い、絶妙に絡み合い、そして思いの丈をぶつけ合っていく物語 素敵だと思いませんか? (´・∀・`) それが、今野敏さんの小説 「虎の道 龍の門」 です📗

書籍紹介 義珍の拳【今野敏 著】

船越義珍 近代空手の父 と言われ 沖縄から日本に「空手」そのものを持ち込んだ最初の人物です 教育者として、武道家として 間違いなく伝説級の偉人です

岩手怪異語り:「座敷童」幼な子の招福神(改訂版)

遠野物語に記されておりそして全国的にも有名な怪異の一つが、「座敷童(ざしきわらし)」です その特性と、大まかな概要を記事にして皆様に紹介しようと思います (´・∀・`)

岩手名物語り:「三ツ矢サイダーと天ぷら蕎麦」〜詩人の愛した蕎麦セット〜

岩手の詩人、宮沢賢治(1896〜1933) 生前の宮沢さんは大変なお蕎麦好きとして知られており、宮沢さんが「ブッシュ(薮)」と呼んで愛したのが、老舗「やぶ屋」さんです 宮沢さんが愛した天ぷら蕎麦と三ツ矢サイダーの組み合わせ 通称「宮沢賢治セット」を皆…

大山倍達 食物語【改訂版】:気合いと慈愛と出前の素うどん

極真会館のビデオ作品を制作し、世に送り出し続けた「メディア8」 前社長の前田さんと、大山総裁の交流の中で、非常に魅力的な食エピソードが、あります 「素うどん」にまつわるエピソードです 他人を励まし、勇気づけ、生きる気力を取り戻させた大山総裁の…

岩手怪異語り:「天狗」神を憎悪した元修験者

河童、座敷童に並ぶ「遠野物語」の怪異である天狗について、記事を書きました 真面目な修験道の修行者であった彼は、どうして凶暴な天狗という怪異になってしまったのでしょうか 非常に気の毒な怪異であります

空手食物語り:【改訂版】「豚の耳」✊強い男同士の喧嘩を止めた食材🍻

大山総裁をはじめ、さまざまな伝説的空手家は独自の食エピソードをけっこう持っておられます その中の一つ、真樹日佐夫先生(巻道場創設者)と佐藤勝昭先生(極真第一回世界チャンピオン、佐藤塾創設者)の現役時代、2人の喧嘩を止めた食材「豚の耳」につい…

岩手名物語り:「銀河鉄道の夜 〜ブルカニロ博士編〜 」

どうも僕です( ˙-˙ )♨️ さっそくですが本題に入ります 岩手県の詩人であり童話作家 宮沢賢治さん の最高傑作と呼ばれるものは2つあります 1つが「グスコーブドリの伝記」 そしてもう一つが「銀河鉄道の夜」です これはアニメ化もされて劇場公開されています…

岩手名物語り(人物編):「宮沢賢治の食生活」変則的&哲学的菜食主義者(ベジタリアン)

岩手の詩人 宮沢賢治さん 宮沢さんは菜食主義で知られている人物ですが 宮沢さんらしく、一筋縄では行かない、とてもユニークなベジタリアン生活を展開していたようです 🍆(´・∀・`)🍅

劇画「空手バカ一代」食物語(芦原編):苦悩と葛藤の屋台ラーメン

劇画「空手バカ一代」芦原編より 食エピソードとして、「道場破りの前に訪れた屋台のラーメン」 について、記事を書きました。 作中、芦原先生は多流派の妨害工作に怒り、荒々しく道場破りという手法で実力を見せつけようとしますが、その直前に入ったラーメ…

空手食物語:【改訂版】真樹日佐夫先生グルメ噺 〜Mas.Oyama流焼肉〜

極真空手創始者 大山倍達総裁が生前、焼肉がたいそうお好きだったとのことで 一時期、大山総裁と義兄弟の契りを交わした作家であり、空手家の真樹日佐夫先生(故人)の経験談をもとに、極真会館の創始者、大山倍達総裁と焼肉についてのエピソードを改訂いた…

岩手名物語り:遠野物語と食文化

どうも僕です( ˙-˙ )☕️ それでは本題に入ります 山と川の恵みをフルコンタクトに…もとい、フルに受けた豊かな地 それが岩手県の遠野です 昔から米が豊富にとれ、江戸時代に南部藩が統治していた頃は、盛岡に次ぐ酒造がもあり 酒粕を利用した 酒まんじゅう に…

【本の紹介】琉球空手、ばか一代(今野敏 著)

空手道今野塾を主催する作家 今野敏さん その今野さんの空手に出会ってから今日に至るまでをユーモアたっぷりに綴ったエッセイ「琉球空手、ばか一代」を紹介します。 ここまで空手を明るく楽しく随筆という形で綴った人はいないのではなかろうか…本当に楽し…

本の紹介:真説・佐山サトル 〜人間としての魅力の物語〜

佐山サトルという格闘家がいます プロレスで「タイガーマスク」をご存知 な人はたくさんいると思いますが、その初代の「中の人」です。 卓越した運動神経を武器に観客を虜にし、そして90年代初頭にはすでに総合格闘技を意識した訓練、団体を立ち上げました。…

📗本語り&🥢食語り:椎名さんと鰹のお刺身

椎名誠さんという作家が好きです 中学校あたりから、椎名さんの書くSF小説や、短編小説に夢中になりました。 そして僕は鰹のお刺身が非常に好物なのですが、それも椎名さんからの影響が強いです。 椎名さんは柔道とボクシングの経験者でもあり、多くの作家が…

書籍紹介「力石徹のモデルになった男〜天才空手家 山崎照朝〜」

極真会館が行う空手の記念すべき第一回覇者、山崎照朝先生についての記事を書いております。 正確無比な回し蹴りと、徹底した基本稽古に裏付けされた「受け」で他を寄せ付けない強さを誇りました。 空手の世界の文字通り「伝説」です。

劇画「空手バカ一代」食エピソード 〜芦原編:超苦肉の策「バケツキムチ」改訂版〜

空手バカ一代 芦原編より 必殺バケツキムチ、改訂いたしました 🖋(´・∀・`)🥢 このバケツキムチの描写がすごく美味しそうで このエピソードが僕のキムチ好きのきっかけです

書籍紹介:「空手と禅」(湯川進太郎)

「空手と禅」 空手家であり、禅僧でもある湯川進太郎さんが、空手をする効果や、現代人にとっての継続モチベーションの一つの形を「禅」の視点から捉えた貴重な一冊です

岩手「名作」語り:「グスコーブドリの伝記」〜すべては「オリザ」のためだった〜

岩手の詩人、宮沢賢治さんの最高傑作の一つと言われている物語 「グスコーブドリの伝記」 大飢饉によって両親を失い、妹とも生き別れになったブドリは、逆境の中必死で成長し、青年となり 再びイーハトーブを襲わんとする大飢饉に、命を賭した勝負に出ます

「裏」遠野物語①:「座敷童」〜童(わらし)の姿だけとは限らない⚠️〜

佐々木喜善 宮沢賢治、石川啄木、野村胡堂、と並ぶ「岩手の四大文人」の1人とされ、柳田國男に「遠野物語」を伝え、遠野物語が世に出るきっかけを作った人物です 彼の伝える物語は、人間の心の闇や、そして本当に危険で不気味な怪異たちが混在となった、「本…