読書日常

【改訂版】書籍紹介(漫画):北神伝綺〜「裏・遠野物語」の真骨頂〜

遠野物語に記されている「山人」 大和民族よりもはるかに強力な力を持った彼らは、当時の大日本帝国から「異分子」として殲滅の対象にあったという説もあります 今回紹介いたします漫画作品 「北神伝綺」 は遠野物語をバックボーンにした「ブラック近代史フ…

空手食物語:真樹日佐夫先生グルメ噺 〜Mas.Oyama流焼肉〜

極真空手を語る上で、焼肉は外せないという声もあります そして大山総裁が生前、焼肉がたいそうお好きだったとのことで 一時期、大山総裁と義兄弟の契りを交わした作家であり、空手家の真樹日佐夫先生(故人)の経験談をもとに、極真会館の創始者、大山倍達…

岩手名物語り:遠野物語と食文化

どうも僕です( ˙-˙ )☕️ それでは本題に入ります 山と川の恵みをフルコンタクトに…もとい、フルに受けた豊かな地 それが岩手県の遠野です 昔から米が豊富にとれ、江戸時代に南部藩が統治していた頃は、盛岡に次ぐ酒造がもあり 酒粕を利用した 酒まんじゅう に…

【本の紹介】琉球空手、ばか一代(今野敏 著)

空手道今野塾を主催する作家 今野敏さん その今野さんの空手に出会ってから今日に至るまでをユーモアたっぷりに綴ったエッセイ「琉球空手、ばか一代」を紹介します。 ここまで空手を明るく楽しく随筆という形で綴った人はいないのではなかろうか…本当に楽し…

本の紹介:真説・佐山サトル 〜人間としての魅力の物語〜

佐山サトルという格闘家がいます プロレスで「タイガーマスク」をご存知 な人はたくさんいると思いますが、その初代の「中の人」です。 卓越した運動神経を武器に観客を虜にし、そして90年代初頭にはすでに総合格闘技を意識した訓練、団体を立ち上げました。…

📗本語り&🥢食語り:椎名さんと鰹のお刺身

椎名誠さんという作家が好きです 中学校あたりから、椎名さんの書くSF小説や、短編小説に夢中になりました。 そして僕は鰹のお刺身が非常に好物なのですが、それも椎名さんからの影響が強いです。 椎名さんは柔道とボクシングの経験者でもあり、多くの作家が…

書籍紹介「力石徹のモデルになった男〜天才空手家 山崎照朝〜」

極真会館が行う空手の記念すべき第一回覇者、山崎照朝先生についての記事を書いております。 正確無比な回し蹴りと、徹底した基本稽古に裏付けされた「受け」で他を寄せ付けない強さを誇りました。 空手の世界の文字通り「伝説」です。

岩手名物語り:「銀河鉄道の夜 〜ブルカニロ博士編〜 」

どうも僕です( ˙-˙ )♨️ さっそくですが本題に入ります 岩手県の詩人であり童話作家 宮沢賢治さん の最高傑作と呼ばれるものは2つあります 1つが「グスコーブドリの伝記」 そしてもう一つが「銀河鉄道の夜」です これはアニメ化もされて劇場公開されています…

読み語り:「迷い家」山吹静吽 著 ⚠️この「まよひが」は洒落にならない⚠️

「迷い家(まよひが)」 遠野物語に記されているものの中で最もポピュラーな怪異の一つです その迷い家を壮絶な重量を持ってホラー小説にしたのが 山吹静吽さんの「迷い家」です

空手食物語り:🐷豚の耳🐷 〜強い男同士の喧嘩を止めた食材🍻〜

大山総裁をはじめ、さまざまな伝説的空手家は独自の食エピソードをけっこう持っておられます その中の一つ、真樹日佐夫先生(巻道場創設者)と佐藤勝昭先生(極真第一回世界チャンピオン、佐藤塾創設者)の現役時代、2人の喧嘩を止めた食材「豚の耳」につい…

書籍紹介 義珍の拳【今野敏 著】

船越義珍 近代空手の父 と言われ 沖縄から日本に「空手」そのものを持ち込んだ最初の人物です 教育者として、武道家として 間違いなく伝説級の偉人です

劇画「空手バカ一代」食エピソード 〜芦原編:超苦肉の策「バケツキムチ」〜

空手バカ一代 芦原編より このバケツキムチの描写がすごく美味しそうで このエピソードが僕のキムチ好きのきっかけです

書籍紹介:「空手と禅」(湯川進太郎)

「空手と禅」 空手家であり、禅僧でもある湯川進太郎さんが、空手をする効果や、現代人にとっての継続モチベーションの一つの形を「禅」の視点から捉えた貴重な一冊です

岩手「名作」語り:「グスコーブドリの伝記」〜すべては「オリザ」のためだった〜

岩手の詩人、宮沢賢治さんの最高傑作の一つと言われている物語 「グスコーブドリの伝記」 大飢饉によって両親を失い、妹とも生き別れになったブドリは、逆境の中必死で成長し、青年となり 再びイーハトーブを襲わんとする大飢饉に、命を賭した勝負に出ます

「裏」遠野物語①:「座敷童」〜童(わらし)の姿だけとは限らない⚠️〜

佐々木喜善 宮沢賢治、石川啄木、野村胡堂、と並ぶ「岩手の四大文人」の1人とされ、柳田國男に「遠野物語」を伝え、遠野物語が世に出るきっかけを作った人物です 彼の伝える物語は、人間の心の闇や、そして本当に危険で不気味な怪異たちが混在となった、「本…

劇画「空手バカ一代」食物語(芦原編):内面挫折…苦悩の屋台ラーメン

劇画「空手バカ一代」芦原編より 食エピソードとして、「道場破りの前に訪れた屋台のラーメン」 について、記事を書きました。 作中、芦原先生は多流派の妨害工作に怒り、荒々しく道場破りという手法で実力を見せつけようとしますが、その直前に入ったラーメ…