空手書籍紹介:「極真カラテ27人の侍」(真樹日佐夫 著)

心から敬愛する空手家の1人 真樹日佐夫 先生の著した 「極真カラテ27人の侍」 昭和の超絶に激しい極真の時代を駆け抜けた猛者たちと共に汗を流し、お酒を酌み交わし、語り合った 「文士 真樹日佐夫」としての最高に熱い一冊です

【改訂版】書籍紹介(漫画):北神伝綺〜「裏・遠野物語」の真骨頂〜

遠野物語に記されている「山人」 大和民族よりもはるかに強力な力を持った彼らは、当時の大日本帝国から「異分子」として殲滅の対象にあったという説もあります 今回紹介いたします漫画作品 「北神伝綺」 は遠野物語をバックボーンにした「ブラック近代史フ…

岩手麺語り:「盛岡冷麺」〜辛口して食べるだけが冷麺ではない〜

岩手県盛岡市の名物麺料理 盛岡冷麺 盛岡冷麺にキムチはつきものではありますが、辛いのが苦手な人は入れなくても全然構いません。 辛味のある状態、無い状態のどちらでも魅力を発揮するのが盛岡冷麺です。

映画紹介:「わが心の銀河鉄道 〜宮沢賢治物語〜」

岩手の詩人であり童話作家 宮沢賢治さんを、美化せずに、1人の不器用な人間として描いた、とても人間味あふれる珠玉の映画が 「わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語〜」 です

読書記録:林(リン)さんチャーハンの秘密―野外料理の真髄は「現場」と「焚火」と「心」(林政明 著)

椎名誠さんの「怪しい探検隊」シリーズが好きです📗 そして、その怪しい探検隊の料理長を務めた本物の中華料理人 「リンさん」こと林政明さんが著した、アウトドアクッキングについてのスーパーエッセイ、それが 「林(リン)さんチャーハンの秘密」 です(´・∀…

読み語り:「迷い家」山吹静吽 著 ⚠️この「まよひが」は洒落にならない⚠️

「迷い家(まよひが)」 遠野物語に記されているものの中で最もポピュラーな怪異の一つです その迷い家を壮絶な重量を持ってホラー小説にしたのが 山吹静吽さんの「迷い家」です

伝統空手あるある:「中高年カオス」シリーズ 〜地方大会、大まかな概要〜

伝統空手の地方大会において、「ある意味あるある」な現象、名付けて「中高年カオス」について書いております。 かつての青春を思い出し、そして培ってきた「引き出し」を総動員して勝敗を超越した、もとい、もはや「勝敗の向こう側」の自己表現に命をかける…

岩手名物語り:戸田久「北緯40度 盛岡冷麺」

岩手県の由緒ある製麺会社 戸田久さんの家庭用冷麺は、岩手に住む人の食卓には馴染み深いものですね ピリリと辛い酸味の効いたスープが特徴で 個人的にはきゅうりの千切りをたくさん入れて食べるのが好きです🌸

伝統空手をやる青少年たちへ:〜部活動か、町道場か〜「部活動編」

青少年が伝統空手(JKF系)を稽古する場合、町道場で稽古する場合と、中学、高校、大学といったところの「部活動」で空手を稽古する場合の2パターンがあります。 どちらが優れているという話ではなく、それぞれのメリット、デメリットについて考察しており…

書籍紹介:「牙の紋章(1994年、夢枕獏 )」格闘小説であり、それ以上に人間小説

格闘小説の中で、格闘技の強さ以上に、それに関わる人間達の内面について、読み手に痛みが伝わるほど、生々しく描いた作品が 「牙の紋章」 です。 迷いまくりながらも、再起のためにもがき続ける男達の物語です。

空手書籍紹介:「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」(2017年:松宮康生 著)

最強の空手家の1人、芦原英幸先生(故)その50年の生涯を濃密に著した1冊が 「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」です

映画紹介(神映画):【Bruce Lee in GOD 〜死亡的遊戯〜​​】ブルース・リーへの最大の賛辞

伝説の映画「死亡遊戯」 制作途中で主演のブルース・リーさんが急逝したため、未完のまま世に送り出された作品・・しかし四半世紀以上の歳月を経て、未収録のフィルムを全部投入した蝉ドキュメンタリーの立ち位置で復元されたのがBruce Lee in GOD 〜死亡的…

フルコン、全空連、沖縄空手、MMAが絡み合う格闘小説:「虎の道 龍の門」(2001年:今野敏 著)

フルコンタクト空手、全空連系空手、古流沖縄空手、そしてMMA これらの関係者たちが出会い、絶妙に絡み合い、そして思いの丈をぶつけ合っていく物語 素敵だと思いませんか? (´・∀・`) それが、今野敏さんの小説 「虎の道 龍の門」 です📗

空手書籍紹介:「拳道伝説 〜拳聖 中村日出夫の足跡〜」(山平重樹・竹峰且秀 共著)

中村日出夫先生 大日本武徳会十段範士 極真空手とは対をなす実戦空手団体 拳道会 の創設者です。 その中村先生と、門弟の皆さんの物語 空手の書籍で、間違いなく珠玉の1冊です。

岩手名物語り:改訂版「わんこそば」〜真心と気合いのこもったもてなし文化〜

岩手県の三大麺と言われるものの一つに 「わんこそば」 があります。平椀でお蕎麦をな何倍でもお代わりするという文化です 盛岡市が「2023年世界の旅行すべき場所」ランキングの第2位になったので、ここぞとばかりに改めて盛岡の名物を発信していこうと思っ…

書籍紹介 義珍の拳【今野敏 著】

船越義珍 近代空手の父 と言われ 沖縄から日本に「空手」そのものを持ち込んだ最初の人物です 教育者として、武道家として 間違いなく伝説級の偉人です

まよいが 〜「遠野物語」より〜

岩手県遠野市の「遠野物語」について生地を書いています。 今回はその一つ「まよいが(迷い家)」です。 欲のない、心の綺麗な人間が山奥に足を踏み入れたときに大きなお屋敷の姿で出現し、そしてそこから、椀でも箸でも簪(かんざし)でもよし、一つでも持…

改訂版【ひっつみ汁】岩手の郷土食の代名詞

岩手県の郷土料理「ひっつみ」を紹介いたします わかりやすくいうと「超栄養豊富なすいとん」です 野菜や鶏肉のたくさん入ったお出汁で煮込んだ、薄く大きく伸ばした小麦粉団子は、具材の旨味を吸って最高です 寒い季節に食べると非常に体が温まり、健康的で…

【改訂版】空手資料紹介:DVD「中村日出夫 拳道伝説」 幻の達人の軌跡

空手界の巨人、中村日出夫先生の軌跡を記録したDVD 「中村日出夫 拳道伝説」 について記事を書いています。 伝統派空手の世界では山梨県空手道連盟の初代会長として知られ また、中村先生の考案された「砂袋鍛錬」は今現在、フルコンタクト空手のトレーニン…

岩手名物語り:改訂版 〜【盛岡冷麺】その始まり&いかにして広まったか〜

岩手三大麺の一つ、盛岡冷麺 その盛岡冷麺は最初、その腰の強さと冷たさで散々な評判で盛岡の人々に迎え入れられたのですが。それを地元に根ざした食文化として浸透させる結果につなげたのが 当時の「モダンガール」「モダンボーイ」達だったことは知る人ぞ…

フルコンタクト空手のすすめ 〜武道教育の面から思うこと〜

青少年の育成の面からも考えて、空手道を通した青少年の健全育成に置いて、フルコンタクト空手は非常に適していると思っています。 「当てることを前提とした稽古」と「「当てることを前提としない稽古」では、天と地ほどの開きがあります ノンコンタクト制…

岩手伝説語り:〜鬼と神、そして祭り(改訂版)〜

岩手県は鬼伝説がそのまま県の名称の由来になっている県です そして県庁所在地である盛岡市には「鬼の手形」のある神社が実在します 鬼と、岩、そしてそこから発する文化は、全国に誇れる趣深いものです

四方山食語り:1人暮らしの味方「チゲ(韓国風鍋)」

一人暮らしの時も、数人で酒盛りをしたい時も 料理が得意でない人も 全て網羅して味方になってくれるのが キムチ、豆腐 そしてそれを使った「チゲ(韓国鍋)」ですね 🥢(´・∀・`)⭐️

武術映画紹介:「片腕ドラゴン」〜カルト的カンフー映画〜

カルト的人気を誇るとある映画があります ジミーウォング主演の 「片腕ドラゴン」 です。 当時の香港の「勢い」それだけを武器に、各種の武術をあまり検証することなく、手探りと勘を総動員して、なおかつ、その適当ぶりを「元気の良さでゴマかす」という、…

岩手怪異語り:「座敷童」幼な子の招福神(改訂版)

遠野物語に記されておりそして全国的にも有名な怪異の一つが、「座敷童(ざしきわらし)」です その特性と、大まかな概要を記事にして皆様に紹介しようと思います (´・∀・`)

岩手名物語り:「権八(ごんぱち)辛味」〜南部の蕎麦文化(うめぇ)〜

盛岡ではお蕎麦屋さんで山葵の代わりに紅葉おろしがついてくることが多いです(ワサビと一緒の場合もあります) この紅葉おろしは、地元では通称「権八(ごんぱち)辛味」と言われ、わさびが手に入りにくかった時代の名残という説もありますが、山葵に負けな…

岩手名物語り:「三ツ矢サイダーと天ぷら蕎麦」〜詩人の愛した蕎麦セット〜

岩手の詩人、宮沢賢治(1896〜1933) 生前の宮沢さんは大変なお蕎麦好きとして知られており、宮沢さんが「ブッシュ(薮)」と呼んで愛したのが、老舗「やぶ屋」さんです 宮沢さんが愛した天ぷら蕎麦と三ツ矢サイダーの組み合わせ 通称「宮沢賢治セット」を皆…

劇画「空手バカ一代」食エピソード :〜芦原編:四苦八苦&感涙の西洋料理〜

劇画「空手バカ一代」の芦原編より 劇中、四国にやってきた謎のジプシー空手家との死闘の後、傷ついた彼を看病する芦原先生は、大いに手こずりながらも、真心込めた西洋料理を作りました

大山倍達 食物語【改訂版】:気合いと慈愛と出前の素うどん

極真会館のビデオ作品を制作し、世に送り出し続けた「メディア8」 前社長の前田さんと、大山総裁の交流の中で、非常に魅力的な食エピソードが、あります 「素うどん」にまつわるエピソードです 他人を励まし、勇気づけ、生きる気力を取り戻させた大山総裁の…

岩手怪異語り:「天狗」神を憎悪した元修験者

河童、座敷童に並ぶ「遠野物語」の怪異である天狗について、記事を書きました 真面目な修験道の修行者であった彼は、どうして凶暴な天狗という怪異になってしまったのでしょうか 非常に気の毒な怪異であります