【一人の天才の物語】
佐山サトル
という名前をご存知な人は、今現在30代から上の武道、格闘技ファンには多いのではないでしょうか。
初代タイガーマスクにして、当時新進気鋭の
「打・投・極(だとうきょく)」を理念とする
新格闘技 シューティング 創始者
それが佐山さんです。
アップしている写真の本は、ノンフィクション作家の田崎健太さんが、佐山さんや佐山さんと関わりのある人たちを取材し
佐山さんが山口県下関で生を受け
高校のレスリング部、新日本プロレス入団、タイガーマスクデビュー、新格闘技創設から現在に至るまで…を、複数の角度から見て、書籍化したものです。
佐山さんは、タイガーマスクとして当時絶大な人気と名声を誇ったにも関わらず
自身の格闘技に対しての真摯な姿勢から、プロレス絡みを引き、総合格闘技の道へと進みます。
そこの葛藤や人間同士の感情のもつれ合い、そしてご自身の内面との戦い…
「人間」としての佐山さんの姿がこれでもかと魅力的に描かれている本で、僕は大好きです。
最近では、佐山さんのことをYoutubeで知った人も多いみたいです。
合宿で鬼のように怒鳴り散らして、お弟子さんたちをバチバチしばいているあの姿…
でも、そのほかの映像では佐山さんはとても朗らかな人です。
佐山さんにはいろんな顔が存在します。
僕はそれが、佐山さんの魅力の一つだと思っています。
無名のイギリス修行時代
「ブルース・リーの弟、サミー・リー」としてリングに上がり
初代タイガーマスクとして一世を風靡し
現在でも究極の格闘技を求め続けるその姿勢
佐山さんがいなかったら、日本の格闘技はここまで発展していなかった
そう自信を持って言い切れます。