書籍紹介 義珍の拳【今野敏 著】

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【すべてはここからはじまった】​
空手というものを一番最初に本土に持ち込み、そこで青少年の指導をされた
近代空手の父

船越義珍 先生の物語です

義珍の拳 (集英社文庫)

空手家でもある作家、今野敏先生が小説の形であらわしております

ひ弱な少年だった船越先生が、空手と出会い、心身を鍛え

そして教育者という立場をもって空手を本土に持ちこみました

そしてやがて太平洋戦争に日本は突入

生き急ぐ、または死に急ぐ若者たち…

近代的なトレーニングの価値観への情勢意向…などなど

時代の流れに翻弄されながらも

一途に空手を「道」

空手道として確立し、苦しみながら、泣きながら人々に

「心」というものを伝えようとした

神さまのような人物の物語です

自分はこの物語を読んで

なぜ空手に「平安の型」があるのか

なぜ船越先生は自由組手に否定的だったのか

少しだけですが分かったような気がします

すべてはここから

そしてそのすべてを始めた一人の熱い男の物語です

押忍🥋( ˙-˙ )✊

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