どうも僕です🥋( ˙-˙ )✊
「空手バカ一代」
という劇画があります
極真会館創設者であり、フルコンタクト(直接打撃制空手)の生みの親
大山倍達 総裁
の一代記がそれです
前半は大山総裁が戦後の焼け野原から一念発起して、既存の空手に反旗を翻し
当てて倒す空手、「大山空手」を確立するまでを描き
中盤から、大山総裁の育てたお弟子さんたちの迫力のある活躍も描かれます
そしてその中で一際異彩を放つ、第二の主人公と言われるのが
を主軸に物語を進める「芦原編」です
作中、芦原先生はそのあまりの好戦的な性格により、道場の外での喧嘩を乱発させ
師匠である大山館長(劇中の肩書きで呼びます)から破門を言い渡されてしまいます
そしてしばらくの時を経て、破門を免除する代わりに命じられたのが
四国行き です
他流ひしめく四国に単身乗り込んで、極真空手を普及すること
これを命じられるわけですね
当時は当然ながら今ほど交通が発達しておらず
情報媒体にも乏しい時代です
片道切符で他流派ひしめく四国に単身派遣された芦原先生
さぞかし不安で心細かったことでしょう…
しかし芦原先生は負けませんでした。
さまざまな嫌な目に遭いながらも、持ち前のファイティングスピリットで着々と極真空手を普及し
1人、また1人と、お弟子さんたちも増えていったのです
そして、芦原先生もお弟子さんたちもまだ若く、いつもお腹を空かせていました…
「定食屋でご飯オンリー🍚」
さて、そんな芦原先生
空手は強いが金はない
金はないが空手は強い
状態にありまして
詰まるところお金が無かったのであります💴
貧(´・ω・)💦
それでもとある日、芦原先生はお弟子さんの二宮くんにご飯をご馳走しようと定食屋に誘います。
意気揚々とお店に入ってテーブルに二宮くんと腰掛けた芦原先生
注文したのが
「ライス2つ!🍚(・ω・)ノ!!」
ライス…そう、ご飯、しろまんまを2つのみ
二宮くんもお店の方も、もちろん
キョトン(・Д・)💦
としますが、芦原先生はなんのその
運ばれてきた2つのご飯どんぶり、芦原先生は嬉々として自分の文を手に取り
「ショーユ、ソース、塩の類はタダだ!✨」
そう言ってパッパと卓上の食卓園を白ごはんの上にかけて、わしわしと食べ始めます。
「美味い!喰え二宮✨ソースライスなんてのも、おつなものかもしれんぞ?🍚」
明るく勧める芦原先生に、二宮くん
「押忍❗️🥢( ;∀;)🍚❗️」
と応えてご飯をかっこみます。
泣きながらかっこみます🍚
お金がないのに…
自分と同じビンボーなのに
苦心して食べ物をご馳走してくれようとしている芦原先生の優しさに、二宮くんは心を打たれたのです
「申し訳なさ」「嬉しさ」「ありがたさ」がミックスした涙を流しながら、二宮くんを一心不乱にガツガツとご飯を食べ進めていきます。
「塩めし・涙めし」
と作中の文章にあります。
塩の辛さか、はては涙の辛さか…ですね🍚
空手バカ一代を読み込んだ方なら
そして芦原先生を愛する方なら
このエピソードは劇中でも最大級の食に関するエピソードであると思っている方も多いのではないでしょうか…
※✨ちなみに🍚(・ω・)ノ🎶
一見とても貧しい食べ方に見えますが
塩むすび🍙に代表されるように、炊いたご飯と塩の相性は抜群に良いものです
塩の辛さが米の甘さを引き立てて、飽きが来ず、美味しく食べられます
最近思うのですが
空手はいろんな空手がございますね
極真会館に代表されるフルコンタクト空手、全日本空手道連盟に代表されるポイント式空手
防具空手、格闘空手、古流空手、etc.
全ての空手に共通して最も大事なものは何か…
それは人情だと思うのです
このエピソードは、不器用だけど、ハートの熱い弟子想いの1人の空手家の、とてつもなく人情味あふれるご飯のエピソードだと確信しております
今回はこの辺で
押忍🍙( ˙-˙ )🍙
【↓ 参考資料 ↓】