どうも僕です🌾( ˙-˙ )✊
岩手県遠野市には、数々の異界…この世ならざる超常的なものについての言い伝えがあります。
佐々木喜善という人物が記録したその言い伝えの数々を、民俗学者である柳田國男が再編集して、全国的に有名にしたものが
「遠野物語」
です
ざしきわらし、かっぱ、経立(獣が歳をとり怪物化したもの)などなど、さまざまな怪異が遠野物語では語られていますが、その中でもかなり代表的な怪異がこれ
まよいが です
まよいがは別名「迷い家」という名前でも知られています
山奥に入った人間の目の前に突如として巨大なお屋敷の姿で出現します
お屋敷は完全に掃除が行き届いており、そして囲炉裏には火がともっていて
奥にあるお座敷には、さもコレから宴会が行われるかのように、立派なお膳がずらりと並べられています
しかし、無人です
誰もいないのです
やがて、そこに入り込んだ人間は恐ろしくなり、その屋敷をそそくさと後にするのですが
そのお屋敷から、お箸でも、お椀でも、髪飾りでも良いのです
何か一つでも持ち帰ると、その持ち帰った人は裕福になると言われています
そして、また、心の清いものがそこから何も持ち帰らない場合は
まよいがが
「その者、欲なくありて」
と判断した場合は…後日、「むこうから」来るそうです
川の水に乗って、そのものの所に流れてくるそうです
優しい優しい異界のお屋敷
それが まよいが です
⇩遠野及びおわて県関連資料及び食材🌱(´・∀・`)🌰⇩