空手書籍紹介:「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」(2017年:松宮康生 著)

どうも僕です🥋( ˙-˙ )✊

芦原英幸 先生(1944〜1995)

新国際空手道連盟 芦原会館 創設者にして初代館長

間違いなく最強の空手家の1人です

劇画「空手バカ一代」及び武道・格闘技に造詣の深い方はご存知の方も多いと思います。

50年という生涯を、濃密に空手道のために駆け抜けた芦原先生を、綿密かつ詳細に書いた1冊がこれ

道家であり、作家、松宮康生さんの著した

「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸

です

芦原先生をご存知ない方のために、ざっくりと説明をしますと

芦原先生は1944年に広島でお生まれになり、集団就職のために上京

板金会社で働く傍ら、強さに憧れ、極真会館の前身である池袋の大山道場に入門

そしてそこでメキメキと頭角を表して、指導員になるのですが、持ち前の血気盛ぶりが災いして喧嘩に明け暮れ、極真会館を一時的に破門になりました

破門解除の条件は、四国に行って空手を広めること

芦原先生は単身四国にわたり、孤軍奮闘し、そして極真会館の総本部をしのくビルの建設や精力を築きました

そして諸事情あり、極真会館から離脱、自身の団体

新国際空手道連盟 芦原会館

を創設し、1995年にALS(筋萎縮性側索硬化症)で死去するまで、空手に尽力なされました

芦原先生についての書籍やメディアは多く世に出ていますが

本作の特筆すべきは、その生い立ちだけでなく、東京に出てきて大山道場に至るまでの経緯や

大山道場での稽古、私生活

そして四国へ渡ってからはもちろん、極真会館脱退後の動向や、お弟子さんたちへの接し方が、かなり綿密に調査されて書かれている点です

すごく良い意味で細かいです

芦原先生を知る様々な関係者の証言も相まって、芦原英幸という人間そのものを世に伝える最高の1冊なのではと、個人的に思っています

芦原会館は、今現在、二代目の芦原英典 館長が引き継がれ、日本や世界で素晴らしい活動を展開されています

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

今回はこの辺で

押忍🥋( ˙-˙ )📗

 

 

 

 

 

 

 

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