岩手名物語り:「三ツ矢サイダーと天ぷら蕎麦」〜詩人の愛した蕎麦セット〜

【天ぷらそば&三ツ矢サイダー】​

皆さんは、宮沢賢治という人物をご存知でしょうか?
宮沢賢治(1896〜1933)さんは、岩手県出身の詩人で、童話作家でして

「雨にも負けず」
春と修羅
グスコーブドリの伝記
銀河鉄道の夜

など、今現在でも有名な数々の作品を生前世に送り出しました

読んでおきたいベスト集! 宮沢賢治 (宝島社文庫)

宮沢賢治さんは、実は大変な蕎麦好きでも知られており

その宮沢賢治さんが通っていたお店が

​創業大正12年 やぶ屋 

というお店です​

やぶ屋さんは花巻市に総本店を構えてらっしゃいます

【やぶ屋とは何か】​

花巻のお店はかつて宮沢さんが

岩手県稗貫郡稗貫農学校(現:岩手県立花巻農業高校)の教員をしていたときに、頻繁に通っていたお店だそうです

​宮沢さんはやぶ屋さんのことを

「BUSU(英語で「藪」のこと)」

と呼び、仕事帰りに仲間に​

​「おい(・ω・)ノ♪ちょっとBUSHで一杯やらないか?✨」​

と声をかけては、お店に繰り出したそうです。

そして、宮沢さんが「一杯やる」というのはお酒ではなく

天ぷらそばと…そしてサイダー

のことだったそうです

当時サイダーはとても高価だったそうですが

宮沢さんはこのサイダーを嬉々として喉に流し込み、そして天ぷらそばをお変わりして食べたとのこと

よっぽど好きだったんでしょうね✨

今回紹介させていただきますのは、そのやぶ屋さんの支店

岩手県盛岡市盛岡駅前フェザン地下1階
のレストラン街の一角にあります

やぶ屋 フェザン店 さんです

ここは岩手県の玄関とも言われる盛岡駅にも非常に近く

そして僕自身盛岡に住んでおりますので、しばしばこのお店を訪れています

写真は宮沢賢治セット

宮沢さんが愛した天ぷらそばとサイダーがそのままセットメニューになっています

やぶ屋さんのお蕎麦は、岩手県産の蕎麦粉のみ使用した喉越しの良い二八蕎麦で、そして非常に丁寧に撮られたお出汁の香りも良く

そして湯気のたつ熱いおそばの上には、大きな海老の天ぷらが気前よくのっています✨

サイダー(三ツ矢サイダー)もよく冷えていて

熱々のお蕎麦を啜る合間に、キィんと冷えたサイダーを喉に流し込むのは快感です

僕自身、遠方から大切な人が来た時に

​「何か岩手ならではのものを食べさせてくれ」​

と言われたら、まずはこの宮沢賢治セットをお勧めしています。

​けっこう喜ばれますね✨(*´꒳`*)✨​

宮沢さんがこの世をさってから100年以上経ちますが、こうして彼の好物をしっかりとメニューに確立させて残し続けるというのは素晴らしいです✨

やぶ屋さんは、その他のメニューももちろん非常に素晴らしく

天ザルなどは本当におすすめです

皆さんも岩手にお越しの際には、やぶ屋さんに

花巻総本店さんに、盛岡フェザン店さんに、ぜひどうぞ✨

【お店】
わんこそば やぶ屋 花巻総本店
岩手県花巻市吹張町7−17

盛岡フェザン店
岩手県盛岡市 盛岡駅ビルフェザンB1F

🌸押忍✊( ˙-˙ )

 

 

 

 

 

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