武道・武術の災害対策資料:事故例「プライドの餌食③」

【私生活でも「自壊」をし始める】
​​さて、前回までお話しした歪んだ空虚なプライドに支配されたまま、成長してしまった場合その子はどうなっていく可能性があるのでしょうか。

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さあ、10代後半から20代、その子は「彼」になりました。​

​​​​町の道場には「通えるのに自分で勝手にハードルを上げてしまって通えなく」なり
(ふつ~に最初から最後まで練習に参加すればいいだけの話なのに)

たまに行くと…

 ☂️自分の教えていた子がぐんぐん上達し

 ☂️自分の知らない型をこなして見せたり

 ☂️組手技術もはるかに自分自身を上回っている現実を目にします

それはそうですね、練習してないのだもの​​​

そしたら普通に
「久しぶりだなぁ!教えてくれよ^^」
とか言って仲良く練習すればいいだけの話ですが、それもできない。​

​​​​​​そして自分で勝手に打ちひしがれて帰ってくる→もう行かない

(・ω・`)​​

【そして】 ​
​空手部に登録していたとしても

そもそもみんなと一緒に目標を持って練習をする気がないので

レギュラーメンバーにはまずは入れない

(それ以前に初期段階で部活というものは、あまりに協調性のない奴は 監督&コーチ&部長 にカミナリおとされます。さらにどこの運動部でも、幽霊部員というモノはまず大切には扱われません)

つまり、行き場所がなくなります

そこではもう、お父様もお母さまも助けてはくれません。​

そして、どんどん自分の世界に閉じこもり、

巷の本屋やビデオショップで武道・格闘技系の書物を乱れ買いし、読み漁ります

どんどん知識は増えていきます

​​「彼」の中でもはや武道や格闘技は 首から上 でやるものとなってしまいます​​

 

流派、会派、他の武術の知識、達人の存在…どんどん知識を頭の中に押し込んでいきます

​ここで悲しいのは

試合の技術やトレーニングメソッドの情報には見向きもしないということです☂️​​

なぜか…理由は簡単です(´・ω・)

​​試合やトレーニング、といったものは、彼の中で自尊心が傷つく、目を背けたい現実を表す言葉​以外の何物でもないのです…🌂​​​

いつしか、道着も、拳サポーターも、押し入れの奥深くにしまわれて行ってしまいます。

​やがて「彼」は…「僕は空手をやっていました」ということをバックボーンに掲げて、『空手やってたの!?すごいね!』と自分の自尊心を満たしてくれそうなコミュニティ初期段階で他のメンバーよりもマウントが取れそうなコミュニティを探し始めます(続)

 

 

 

 

 

 

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