↑前回の続きです
さて「プライドの餌食」状態の人間がどういう行動をとるのか、再び実例を交えてお話ししていきたいと思います。
【とにかく高い…プライドが】
とにかくプライドが高いので、教わるよりも教える方が断然好きで
すぐに人に教えたがります、自分ができていない状態で…
なので、部活動でも新入生の方ばかりに行ってしまい、同年代や同期とは折り合いがつきません。
それでも、定期的に練習に参加して、最初から最後まで汗を流す人間は
『稽古熱心な人』と周りからも受け取られ
上達がままならないとしても、円滑なコミュニケーションをそのコミュニティで醸し出すことができるわけです
これはある意味最高ですね
が…そもそもそういう人間は、努力すること(汗水流すこと)を極端に嫌うので、練習したポーズ&アピールのほうにその力を注ぐわけです
当然そこに人望も何も生まれるわけがありません
当然伝統派(全空連系)の場合、事実として…流派にもよりますが
基本と型がある程度できれば初段は取れます(二段、三段からはどこの団体も同じように話は違いますが)
そして黒帯をかろうじてその人間は取りますが…
他の同年代が「有段者の部の試合」のことや「次の段位」のことを考えるとすると
その人間はは「ああ、自分は黒帯だ、達人だ!特別だ!」と強く思うので
「自分は特別意識」をまた暴走させ始めます
それではなぜ、試合に、同年代との合同練習や競技者向けの強化レッスンを避けるのか…
それは自分でもわかっているからです
自分の空手が他の人たちと比べてダメダメなのが…
そこで、
「だからこそ稽古をして上手になろう、強くなろう」
または
「上手くも強くもならなくても、稽古で自分自身を健やかにしていこう」
…と思うべきなのですが、それもなりません
だからこそ、合同稽古にも、同年代の競技者が集まる強化レッスンにも、試合にも参加しません
自分が弱いこと、へたくそなのがバレルのが怖いのです
そしてその人間の精神は、自分自身の現実を受け入れることができないほど狭く衰弱しているので…
☂️哀しいことに、白帯や小さな子たちに、先輩ぶることで自分自身の心を守ります☂️
やがて、自分がお父さん、お母さんに連れられてきて、そこから始めた空手道場からも
そしてそこの流れで所属してみた部活動や空手サークルからも、だんだん足が遠のいていくわけです…
そしてそれを克服できないまま、10代後半となり、20代を迎えます…
~続く~