空手を始め、武道では礼節が非常に重要視されています
その団体の大会によっては「礼節不十分」による反則、原点もルール規定にあります
そして、武道に限らず、一流の格闘技の競技者の人たちも、接してみると非常に物腰が柔らかく、礼儀正しい人が多いです
さて、今回はこの「礼」というものに対して考察してみます
🔹原点に戻って考える
さて、元々の基本に戻って考えてみましょう。
「失礼」という言葉がありますね、その文字通り礼を失するということです
日本の文化は失礼を避ける、失礼をしないように気をつける文化であると言っても過言ではないでしょう
さて、それでは…武道はどうでしょうか
🔸剣道:相手を「斬る」「突く」
🔸柔道:相手を「投げる」「締める」
🔸空手道:相手を「殴る」「蹴る」
冷静に考えてみて、こういう行為って相手の「尊厳を破壊して」「人格を否定する」行為
つまり失礼の極みですよね
各種ハラスメントが社会問題になってきている現代社会においては、こういう行為はいよいよもってとんでもないことです
しかし、そこから
なんとかしてお茶(茶道)やお花(華道)のように、格調の高い文化に消化させようと
先人たちは頑張って、こういう合戦のための野蛮な行為を「道」という文字をつけて
今日まで発展させてきて、今や素晴らしい日本文化になっています
剣術じゃなくて剣道
柔術じゃなくて柔道
空手術じゃなくて空手道
なわけなんです
戦う技術の練習に「礼」は欠かせませんし、欠くことがあってはいけません
そして練習は厳しいです、当たり前です
お互いにお互いを攻撃し合うのですから、それも意図的に
熱のこもった練習の時は、特殊な精神状態にもなりますし
大会が近づいている時もそう
試合中なんて、場合によってはもうブッ飛んだ精神状態になってしまうこともあるのが武道の世界です
だからこそ
その練習が終わったら、その試合が終わったら
お互いに礼を尽くして
「敵じゃないよ!友達だよ!練習仲間だよ!」
と再確認することが他の競技以上に重要視されてナンボの世界だと思っています。
「礼儀なんかいらねぇよ」「ぶっとばしゃいいんだろ?」
とかいう輩は、少なくとも武道には適性がありませんね☠️
ゴリラ以下です
武道…この場合は空手ですが
空手は相手を「突く」「蹴る」という本来であれば野蛮な行為を修練して、その中で思いやり、加減を知り
誰よりもジェントルマン(紳士)を目指すものでなければいけません
今回はこんなところで
🥋押忍✊( ˙-˙ )