読み語り:「迷い家」山吹静吽 著 ⚠️この「まよひが」は洒落にならない⚠️

みなさんごきげんよう💣( ˙-˙ )📗 僕です✊
今回は、ホラー小説を1冊、皆様に紹介したいと思います
山吹静吽さんの著した

迷い家…通称「まよひが」
岩手県に伝わる遠野物語では最もポピュラーな怪異として知られています
「欲のなきものが山に1人で立ち入った時、突如としてそのものの前に現れる屋敷、そこから何か1つでも持ち帰るとその物には幸福と繁栄がもたらされる」
そう言われております
だがしかし この小説の迷い家は甘くありません
⚠️ 💣 🔥
あらすじをざっくりと紹介いたします
⬇️  
昭和20年、季節は夏
空襲により頼るべき親を亡くした少年冬野心造は、幼い妹の真那子とともに東北のある村に疎開してきました…
 
親を失った悲しみと喪失感と不安、そして心を塗り尽くす激しい怒り
知人も味方もおらぬ地で妹を守らなければというプレッシャー
心造は破壊されそうになる正気を力づくで補強するため、自分自身を一本気な軍国主義の僕たる少年へと作り替えていきます…
 
用心すべきは敵国、覚悟すべきは「本土決戦」
 
空襲警報に、夜空を飛ぶB29に心を警戒させ研ぎ澄ます日々…
とある日、妹の真那子が神隠しに遭います
切り裂かれそうな心境の中、心造は妹を探して必死の思いで山に入ります…

心造の前に姿を表す巨大な屋敷 迷い家
現世と異界の間にある建造物の形をした怪異
 
巨大な屋敷に入った少年の前に、数々の異形が姿を現します…
妖怪…という名ではカバーし切れないほどの異生物
脱出不可能なほど歪められた空間…
 
はたして心造は妹を見つけることができるのでしょうか

怒りと野望で暴走していく少年の精神に
飛来するB 29爆撃機に、降りかかる焼夷弾
迷い家はどう動くのでしょうか
 
受諾されるポツダム宣言
帝国主義から資本主義へと書き換えられていく日本の社会システム
迷い家はどんな姿を見せるのでしょうか…
 
そして太古の神官たちが迷い家を建造し、異界に設置した真の目的とはいったいなんなのでしょうか…
🔼

迷い家 (角川ホラー文庫)

 
洒落にならないですこの小説
重くて苦しくて、人によっては痛みすら感じるかもしれません
そのくらい読んでいてヘビーです
ものすごい迫力です
著者の山吹さんは京都のご出身ということですが、ものすごく「まよひが」というものを研究され、また日本古来の怪異に対する造詣の深さも伝わってきました
そして僕自身、岩手県出身、つまり地元民なので、感じる生々しさも半端じゃなかったです
スーパーヘビーな「まよひが」
ホラー好きな人には是非おすすめです

 

 

 

 

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