岩手の食文化:お赤飯 〜セレモニーの主役〜

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「めでたいことがあったら赤飯を炊け」

と言う言葉が昔からあるように、お赤飯は全国的に何か行事がある時の主食とされています

岩手県ももちろん例外ではありません

炊き立てのお赤飯に胡麻塩をふりかけ、はっふはっふとと食べるのは非常に美味しいものです

冷えた状態でも、しっとりとした餅米と小豆の甘みをじっくり噛み締めると、しみじみと良い味がしますね

岩手県の県南地方では、おめでたい時だけではなく、お盆やお葬式、そして12月8日の「疫病除け」などの日にもお赤飯を作る風習がある地域があります

また

「夜つめ菓子」

と言って、お通夜の晩に近隣の人々が重箱に

お赤飯、お煮付け、その他一品料理 など

を詰めて持っていく慣わしもあります

おめでたい行事にも、悲しい行事にもお赤飯は岩手の「行事そのもの」に深く根付いています。