岩手の文化紹介:「そば振舞」とお米のご飯

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​​​​【こめしも用意してがんす(ござんす)】​

こめし、とは「米飯」のこと

岩手県北部では、来客をお蕎麦でもてなす「そば振舞」という慣わしがあります
文字通り、そばを振る舞うのですね。

そしてそのもてなしの最後の方に、お客さんに

「こめしも用意してござんす(お米のご飯のご用意もありますよ)」​​

とご飯も進めるのがお作法とされていました。

理由としては、

🔹麺料理であるお蕎麦の後にご飯を食べると、間違いなく満腹になり、お客様を空腹のまま返すことのないように

🔹お蕎麦が得意でないお客様もいらっしゃるだろうから…という心遣い

から、この文化が伝えられてきたという説が有力です。

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「こめし」を進めるタイミングとしては、賑やかなそば振舞の終わりあたり

お猪口でそば湯っこ(蕎麦湯)」を進めるタイミングがそれとのこと。

なかなか味わい深い文化でして、来客へのおもてなしに全力で、当時のできる限りの心を込めようとする、とても暖かい文化です

忘れ去られていく、失われていく文化であろうとは思いますが

こうして、ブログの記事という形でひっそりと発信していこうと思います